崖道
がけみち
名詞
標準
path along a cliff
文例 · 用例
階段の上ぼりつめに伊香保神社があつて、そこを右へ曲ると溪流に臨んだ崖道に出る。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
三 鳥右ヱ門について歩いてゐたしもべは、かたはらの小山の頂ちかい崖道を、一匹の鹿がのぼつていくのを見つけました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
――案の条、帰りの崖道で二人の女学生が大いに灯台のロマンテイシズムを論じてゐた。
— 牧野信一 『或るハイカーの記』 青空文庫
そして私は馬を飛ばせて崖道に添ふて村の棲家に引きあげて来る時などは、憧れの中世紀に突如この身を見出したかのやうな夢心地に走り、面白さのあまりに恍惚とする位ひであつた。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
十 駅から森のR村までは海に臨んだ崖道に沿つて、山裾が翼になつて彎曲してゐる蜜柑や麦畑の丘の下をうね/\と迂廻しながら、三つの部落を過ぎた後に、北へ、山へ向つて二里ばかりの田圃道をたどらなければならなかつた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
山裾を回つて裏側の道へ向ふ時は恰度崖道が海の上へ向いてゐるやうなかたちになつて、沖合の雲が脚下に見降せるのであつた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
そこで私達は来合せた洋吉氏に断って玄関へ出ると、下男に案内を頼み、岬の崖道を下って岩の多い波打際に降り立った。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
君、その石を持ってくれ給え」三 東屋氏は大きな方の石を、私は小さな方の石を、お互に重そうに抱えて、崖道を登りはじめた。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
作例 · 標準
大雨で崖道が崩れ、麓の村が孤立してしまった。
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海岸沿いの崖道は、夕日の絶景スポットとして知られている。
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バスの運転手は、対向車とすれ違うのもやっとの狭い崖道を見事なハンドルさばきで進んでいった。
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ハイキングコースの途中、足を滑らせたら谷底へ真っ逆さまという崖道があり、一同息をのんだ。
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