幻辞.com

火焼き

ひたき
名詞
1
標準
文例 · 用例
その代官松が乾児をひきいて、放火焼き討ちを企てながら、水戸様石置き場の空屋敷へ、はいり込んだというからには、五十嵐様のいわれたように、もうこれだけで結構だ、兄上に危害を加えようとして、出張って行ったに相違ない。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
火焼きの神事は、正月十四日の左義長や、除夜にあつた祇園の柱焼きの年占などを兼ねた意味のものであつて、初春を意味する日の前日にするはずのものだ。
祭りの発生 その一 ほうとする話 青空文庫
山の神の祠の火焼は、やはり、十一月のお火焼き神事と一つものであつた。
祭りの発生 その一 ほうとする話 青空文庫
さうして其|外は、広い家の外廓になつて居て、大炊殿もあれば、火焼き屋なども、下人の住ひに近い処に立つてゐる。
――初稿版―― 死者の書 青空文庫
それから外廻りは、家の広い外郭になつて居て、大炊屋もあれば、湯殿|火焼き屋なども、下人の住ひに近く、立つてゐる。
折口信夫 死者の書 青空文庫
それから外廻りは、家の広い外郭になって居て、大炊屋もあれば、湯殿|火焼き屋なども、下人の住いに近く、立っている。
折口信夫 死者の書 青空文庫
あの辺を、びんぼう車の通るのを待ち伏せして、四方から、野火焼きしてやるのじゃ」「おもしろい」 乾いた風が、北山から吹きなぐって、屋根の石に、ときどき、霰のような音が走り、冬の雲が、たそがれの空をおそろしく迅く翔けている。
吉川英治 親鸞 青空文庫
しまいにはかまどのそばで火をたいていたきょうだい二人の火たきの子供にも舞えと言いました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫