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顎の骨

あごのほね
表現名詞
1
標準
jawbone
文例 · 用例
』と言ひ放ちて、顎の骨の歪みたるをおし直し、『我等はもと旅順にありて、只管天險の比なきを恃み、黄海の水あせぬともこの戌陷るべからずと心竊に驕りしに、料らず背面の攻撃にあひ、遁ぐべき路を失ひて悉く海に溺れ果てぬ。
長塚節 長塚節歌集 中 青空文庫
六つの子供とは思はれないやうに、頬骨も顎の骨も、露骨に突き出てゐた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
こめかみと顎の骨を動かしながら、「するめ」を咬んでいた。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
お庄は髯の生えたその顎の骨の動くさまや、痩せた手容などを横目に眺めていた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
ランプに火を点けてお庄が呼び起しに行くと、叔父は顎の骨をガクガク動かして、細長い筋張った手を蒲団の外へ延ばして、ぐったり寝込んでいた。
徳田秋声 足迹 青空文庫
どこと云って目立つところのない、おとなしい小ぢんまりした色艷のよくないその顔は、顎の骨がいくらか張っていた。
宮本百合子 図書館 青空文庫
その横顔の顎の骨は、私の記憶のなかにくっきりとしているとおりのおとなしい強情さで小さく張っている。
宮本百合子 図書館 青空文庫
患者のヌルヌルした涎だらけの唇の左右へ、拇指を容赦なくグイグイと突込んで、左右の顎の骨を両手で力強く引っ掴んだが、そのまま患者のヒンガラ眼を覗き込むように睨み付けると、室中に響き渡るような大きな声で怒鳴り付けた。
夢野久作 霊感! 青空文庫
作例 · 標準
顎の骨の例文