幻辞.com

終ぞ

ついぞ
副詞頻度ランク #43923 · 青空 0
1
標準
never
文例 · 用例
僕はあいつが音楽について論じているのをついぞ聞いたことがない。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
幼時を追想する時には必ず想い出す重兵衛さんの一族の人々が、自分の内部生活に及ぼした影響と云ったようなことは、近頃までついぞ一度も考えてみたことはなかったのである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
こういう自然の間に静思して考えを纏めようということなど、彼には今までについぞなかったことだ。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
思えば民子はなが年の間にもついぞ私にさからったことはなかった、おとなしい児であっただけ、自分のした事が悔いられてならない、どうしても可哀相でたまらない。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
あの通り温和しかった民子は、自分の死ぬのは心柄とあきらめてか、ついぞ一度不足らしい風も見せなかったです。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
例えば烏瓜の花の絵などついぞ見た覚えがない。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
しかし、その当時に、当時には御馳走と思われた牛鍋や安洋食を腹いっぱいに喰って、それであとで風邪を引いたというはっきりした経験はついぞ持合わせず、従ってM君の所説は一向に無意味なただの悪まれ口としか評価されないで閑却されていたのである。
寺田寅彦 変った話 青空文庫
そしてふかぶかと胸一杯に匂やかな空氣を吸込めば、ついぞ胸一杯に呼吸したことのなかつた私の身體や顏には温い血のほとぼりが昇つて來て何だか身内に元氣が目覺めて來たのだつた。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
作例 · 標準
彼は一度も私の話に耳を傾けることなく、終ぞ分かり合えなかった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
子供の頃の夢は大きかったが、終ぞ叶うことはなかった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼女はどんなに苦境に立たされても、終ぞ弱音を吐かなかった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
終ぞ(ついぞ) — 幻辞.com