悚気
悚気
名詞
標準
文例 · 用例
……で悚気としたが、熟と視ると、鼠か、溝鼠か、降る雨に、あくどく濡れて這っている。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
嘉吉とかを聞くにつけても、よく気が違わずに済んだ事、とお話中に悚気としたよ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」と悚気としたように肩を細く、この時やっと居直って、女房を見た、色が悪い。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
私は悚気として面を背けたが婦人は何気ない体であつた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
」 自棄に投げる足も、しかし、すぼまつて、園は寒いよりも悚気とした。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫