宛ら
さながら
副詞頻度ランク #15907 · 青空 95 例
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文例 · 用例
とつても素晴らしいところだなあ」 彼は宛ら子供のやうな好奇心をもつてあたりを眺めまはした。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
澱粉の材料となる馬鈴薯は、澱粉の市價が下つたために、而して薯掘の工賃が稀有に高いために、掘り起されもせずにあるので、作物は粗剛な莖ばかりに霜枯れたけれども、生ひ茂る雜草は畑を宛ら荒野のやうにしてしまつたのだ。
— 有島武郎 『秋』 青空文庫
父子はここに腰を卸して、見るとも無しに瞰上げると、青い大空を遮る飛騨の山々も、昨日今日は落葉に痩せて尖って、宛ら巨大なる動物が肋骨を露わした様にも見えた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
重太郎は再び枯木を焚くと、霧は音もせずに手下まで襲って来て、燃え※る火の光は宛ら紗に包まれたる様に朧になった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
」 お杉は痩せた手をあげて差招くと、お葉は宛ら死神の迎を受けた人のように、唯ふらふらと門口へ迷い出た。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
岩と岩との間は飛んで渡るより他はない、二人は蛇のような山蔦の太い蔓に縋って、宛ら架空線を修繕する工夫のように、宙にぶら下りながら通り越した。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
穴は極めて低く狭いので、普通の人間には通行甚だ困難であったが、人々は宛ら蝦蟇のようになって僅に這い抜けた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
岩は宛ら獅子が口を明いたような形で、其の喉とも云うべき奥の処から、怪しき金色の光を発するのであった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
彼女の話しぶりは、まるで昔の女優さんのようだった。
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この風景は、まるで絵画のように美しい。
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「わあ、さながら本物の宝箱だ!」と子供たちは歓声を上げた。
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先生がおっしゃった通りに、さながらやってみてください。
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彼はさながら憧れの先輩のように、皆から慕われている。
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「さながら貴族のように振る舞え」という指示があったらしい。
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