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1
標準
文例 · 用例
予は自ら慰めてこんなことをいうものの、子子没後は虚子、碧梧桐と歌われているその虚子君の口から、子子が迷惑なるべくやに思わるといわるることを予ははなはだ口惜しく思うのである、親友に敬意を欠くの恐れがあるからあまり理屈はいうまい、ただ生前先生から聞いた二、三の話を紹介して、世人の判断に任せておく。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
(歌人・作家)(『日本』明治35・10・3、4/『子全集・別巻2』講談社、75・9)
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
しからば子子は、何をもって偉人なるか、予の考うるところをもってせば、一、天稟之脳力、二、絶対的態度すなわちこれなり。
正岡先生論 絶対的人格 青空文庫
絶対的態度 天質において偉人たりし子子は人格においても偉人なり、そは子子生涯を通じて一貫せる態度の絶対的なりしにあり。
正岡先生論 絶対的人格 青空文庫
ゆえに社会的自個の行動は、毫も戒飭するところなく検束する趣なく、極めて随意に、心の動くままに振舞いたり、親鸞のいわゆる自然法爾なるものと、すこぶる相似たるの跡ありといえども、しかも子子の態度は、釈迦如来の知らざるところ、親鸞上人の知らざるところなり、嗚呼あに偉ならずや、予はなお終に臨で一言せん。
正岡先生論 絶対的人格 青空文庫
子を知らんと欲せば、子子の議論と子子の製作とを、突き抜けてじかに子子その人を見よ、子子の議論と子子の製作とは、決して子子の満足したるものにあらざるなりと。
正岡先生論 絶対的人格 青空文庫
しかしながら棺を蓋うて名すなわち定まるで、いわゆる明治文壇における子子の価値は、吾々の云々をまって知るを要せぬことになりました。
伊藤左千夫 子規と和歌 青空文庫
〔『中央公論』「正岡子論」明治四十年九月一日〕
伊藤左千夫 子規と和歌 青空文庫