積翠
せきすい
名詞
標準
文例 · 用例
大宝沼は城趾の両側を挟さんで、遠く南に延び、その尽くる処を知らず、東の方二三里を隔てて、筑波の積翠を天半に仰ぐ。
— 大町桂月 『秋の筑波山』 青空文庫
國府臺水に接して、積翠を凝らし、葛西葛飾の水田、茫々盡くる所を知らず。
— 大町桂月 『小利根川の櫻』 青空文庫
そして眼はいつの間にか南の空に縹緲として積翠を湛えた秩父の山奥深く迷い込んで行くのが常であった。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
天外に湛えたる積翠、雲表に閃く白雪の匂を、煤煙と騒音との巷にあって楽しむことを知るものは、何たる幸であろう。
— 木暮理太郎 『望岳都東京』 青空文庫