ふっくり
ふっくり
副詞-と
標準
fully
文例 · 用例
ふっくりと柔く、尻の落ちつきがいい。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
」十六「なるほど見たところ、衣服を着た時の姿とは違うて肉つきの豊な、ふっくりとした膚。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
気候は、と言うと、ほかほかが通り越した、これで赫と日が当ると、日中は早じりじりと来そうな頃が、近山曇りに薄りと雲が懸って、真綿を日光に干すような、ふっくりと軽い暖かさ。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
背には綿の厚い、ふっくりした、竪縞のちゃんちゃんを着た、鬱金木綿の裏が見えて襟脚が雪のよう、艶気のない、赤熊のような、ばさばさした、余るほどあるのを天神に結って、浅黄の角絞の手絡を弛う大きくかけたが、病気であろう、弱々とした後姿。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
色白くふっくりふくれた丸ぽちゃの顔、おとがい二重、まつげ長くて、眠っているときの他には、いつもくるくるお道化ものらしく微笑んでいる真黒い目、眼鏡とってぱしぱし瞬きながら嗅ぐようにして雑誌を読んでいる顔、熊の子のように無心に見えて、愛くるしく思いました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
からだも薄赤く、ふっくりしている。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
肉づきまでがふっくりして、温かそうに思われたが、若し、僕に女房を世話してくれる者があるなら彼様のが欲しいものだ」 それならば大友はお正さんに恋い焦がれていたかというと、全然、左様でない。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
」 と、小腰を屈めて、欄干の上で、ふっくりした鬢を庇った透して見る手、――橋の側は……変っていた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
ふっくりとしたパンを一口食べると、幸せな気持ちになった。
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赤ちゃんの手足はふっくりとしていて、とても柔らかい。
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栄養をしっかり取ったおかげで、彼女の顔はふっくりと元気になった。
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