来相
らいそう
名詞
標準
文例 · 用例
権威というのは元来相対的なものである。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
そんな気のするのは畢竟自分が平生相撲に無関心であり、二三十年来相撲場の木戸をくぐった事さえないからであろう。
— 寺田寅彦 『相撲』 青空文庫
元来映画の芸術はまだ生まれてまもないものであってその可能性については、従来相当に多数な文献があるにもかかわらず、まだ無限に多くのものが隠され拾い残されているであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
それでも結局はアデイアは五|磅くらいは敗けになったろうか、――しかし彼は元来相当の財産を持っていたので、こんな敗けくらいは彼にとっては何でもないことであった。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
元来相州長尾の荘に居たので、長尾氏と称した。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
旗とは義光以来相伝の白旗、無楯とは同じく源家重代の鎧八領のうちの一つ、共に武田家の重宝であって、一度、これに誓う時は、何事も変ずる事が出来ない掟であったのである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
朝倉景澄、この時秘かに心友に向い、山中城は昨年以来相当に修繕はしてあるが、秀吉の大軍にはとても長く敵することは出来ぬ、今我等宿将を此処に差し向けるのは、爪牙の臣を敵の餌食にする積りだろうと云って歎じたと云う。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
独坐幽篁裏、弾琴復長嘯、深林人不知、明月来相照。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫