押し子
おしこ
名詞
標準
plunger (of syringe)
文例 · 用例
」すると 物しりは おちついて、「いや こんな 帽子では いかん、驢馬の 耳を おしこむので 耳が いたいのぢや。
— 新美南吉 『驢馬の びつこ』 青空文庫
「おちいさいのに一人で巴里へおのこしになって……厳しい立派なおしこみですねえ。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
正坊がすかさず、手のひらの丸薬を口の中へおしこむと、クロはぞうさなく、ペロリとのみこみました。
— 新美南吉 『正坊とクロ』 青空文庫
尼は珠數とお經の本とを蒲團のしたへそつとおしこんでから、ころものままで敷布のない蒲團のうへに横たはつた。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
では、今日こそは、あの金の窓の家へいって見ようと思って、お母さまから、パンを一きれもらって、それをポケットにおしこんで出ていきました。
— 鈴木三重吉 『岡の家』 青空文庫
お父さまの王さまは、それは/\気のみじかいひどい人で、人間と、人間の住んでゐるこの地面とがにくゝなると、すぐに、私たち三人のお母さまを湖水の底へよびよせて、一と間へおしこめてしまふのです。
— 鈴木三重吉 『湖水の鐘』 青空文庫
ケリムは、そのおそろしい蛇をむぞうさにつかまへて、袋の中へおしこまうとしました。
— 鈴木三重吉 『蛇つかひ』 青空文庫
イワンは所持金と馬車につんでゐた商品をことごとく没収された上、そこから一ばん近くの町へはこばれて、牢屋へおしこめられてしまひました。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫
作例 · 標準
例句