大年増
おおどしま
名詞
標準
woman well past her prime
文例 · 用例
しかもダミアは今は年齢からいっても大年増だ、牛のような大年増だ。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
決して大年増の莫蓮を荷って行ける逞しさもまた知恵も備えた眼ではない。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
朽葉色に垢附きて、見るも忌わしき白木綿の婦人の布を、篠竹の頭に結べる旗に、(厄病神)と書きたるを、北風に煽らせ、意気揚々として真先に歩むは、三十五六の大年増、当歳の児を斜に負うて、衣紋背の半に抜け、帯は毒々しき乳の上に捩上りて膏切ったる煤色の肩露出せり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
そのあたりからもみじ葉越しに、駒鳥の囀るような、芸妓らしい女の声がしたのであったが―― 入交って、歯を染めた、陰気な大年増が襖際へ来て、瓶掛に炭を継いで、茶道具を揃えて銀瓶を掛けた。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
そこの狭い階段を娘に手を引かれながら上がる時、上の方から降りて来た病気持ちらしい醜い大年増が、すれ違いざまに娘の耳を引っぱって笑った。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
しかもダミアは今は年齢からいつても大年増だ、牛のやうな大年増だ。
— 岡本かの子 『ダミア』 青空文庫
決して大年増の莫蓮を荷つて行ける逞しさもまた智恵も備へた眼ではない。
— 岡本かの子 『ダミア』 青空文庫
」 と平べったい、が切口上で、障子を半分開けたのを、孤家の婆々かと思うと、たぼの張った、脊の低い、年紀には似ないで、頸を塗った、浴衣の模様も大年増。
— 泉鏡花 『第二菎蒻本』 青空文庫
作例 · 標準
例句