眉雪
びせつ
名詞
標準
snow-white eyebrows
文例 · 用例
「遠慮のう」これは善信と向い合っている眉雪の老僧のことばだった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
その中に、ことし七十二になる眉雪の老将が、ひと際、途上に見送る領民の眼をひいた。
— 柳生石舟斎 『剣の四君子』 青空文庫
駅前の処刑場へ引っぱって行かれる土匪が、保安隊士に守られて、蠅のように群がる群衆や丸腰の兵士に俥上から口ぎたない罵声をあびせつつ通りかかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それらの人達が自分を正しい者としようとして論敵マルクスに加える誹謗と、マルクスを最大の敵とみるブルジョア社会とは、カールにあびせられるだけの雑言をあびせつづけた。
— 宮本百合子 『カール・マルクスとその夫人』 青空文庫
私は再びせつかちに私の二十代の最後の小説にとりかかつた。
— 堀辰雄 『續プルウスト雜記』 青空文庫
創刊号の同人の座談会で、私は例の鼻ッ柱で威勢よく先輩諸先生の作品に悪口雑言をあびせつゞけたものであつたが、その中で一句、私の言葉に矢田津世子が同感した言葉があつた。
— 坂口安吾 『二十七歳』 青空文庫
創刊号の同人の座談会で、私は例の鼻ッ柱で威勢よく先輩諸先生の作品に悪口雑言をあびせつづけたものであったが、その中で一句、私の言葉に矢田津世子が同感した言葉があった。
— 坂口安吾 『二十七歳』 青空文庫
かわして、のめり流れた背中へ、ピュッと一太刀浴びせつけた。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
山奥の寺に住む老師は、長く立派な眉雪を蓄えており、その姿はまるで物語に登場する仙人のようだった。
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祖父が静かに目を閉じると、白く長い眉雪が風に揺れ、長年歩んできた歳月の重みを感じさせた。
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古い肖像画に描かれたその老紳士は、手入れの行き届いた眉雪を誇らしげに整え、こちらを見据えていた。
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