東入
ひがしいる
名詞
標準
文例 · 用例
――恐らくは明日の広東入りさえ時態は不可能にするのだ。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
後の世の頼朝が伊豆に潜んで居た時も、たゞおとなしく世を終つたかも知れないが、伊東入道に意中の女は引離され児は松川に投入れらるゝに及んで、ぶる/\と其の巨きい頭を振つて牙を咬んで怒り、せめては伊豆一国の主になつて此恨を晴らさうと奮ひ立つたとある。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
天満橋筋長柄町東入四軒屋敷に住す。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
『藤原温泉記行』にも一、湯小谷川を上へ木根沢を越行は、東入の十倉といふ処へ出ると也。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
東入は廿三ヶ村ありて、十倉は人家の詰りにて、山を越は八里にして奥州会津ヒノヘ又村へ出ると也。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
予ノ行ク先ハ河原町二条東入ル筆墨商竹翠軒デアル。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
――伊東入道の女八重姫に恋なされたかと思えば、亀の前に移り、北条殿の深窓へも文を通わされる。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
伊東入道|祐親から、山木兼隆へ一書をよこした。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫