詐略
さりゃく
名詞
標準
plan of fraud
文例 · 用例
城守には水が一番大切故、ない水をあるように見せる詐略は大いに研究されたるべくしたがって望遠鏡等なき世には白米で馬洗うて騙された実例も多かったろう。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
雪之丞が、孤軒老師の訓えのままに投げた、恐ろしい暗示によって動いた、長い間、悪謀をともにして来た、言わば親友の広海屋の詐略のために、ふたたび起つあたわぬ打撃をうけてしまった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
ここにおいて新三郎同様その晩のお客もまた、ではやっぱりこの二人の死んだというはお国の詐略だったかと易々と信じさせられてはしまうのである。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
……あたしを殺し、それから、あんたをのっぴきならぬところへ、追いこもうという、これあ一石二鳥の詐略なんだ……。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
あの浅薄なやつらをたしなめてもらうつもりでちょっと詐略をしたのだが、意外な結果になって不快をかけてしまった。
— 久生十蘭 『黒い手帳』 青空文庫
――大体今度のその仕事っていうのが菱川信夫のさりゃくなんだ。
— 久保田万太郎 『春泥』 青空文庫
――おやじやおふくろの勝手にさりゃくしたことなんだ。
— 久保田万太郎 『春泥』 青空文庫
作例 · 標準
詐略を巡らせて、彼は顧客から多額の金をだまし取った。
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その詐欺師は、周到な詐略によって多くの人々を欺いた。
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警察は、組織的な詐略の全容解明に向けて捜査を続けている。
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