下町風
したまちふう
名詞名詞-の形容詞
標準
downtown style
文例 · 用例
老妓はそれまでの指導の礼だといって、出入りの職人を作者の家へ寄越して、中庭に下町風の小さな池と噴水を作ってくれた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
遊び女を二人連れた下町風の伊達者が通常「詩人の隅」と呼ばれる壁寄椅子の隅に陣地を占め白葡萄酒を飲み乍ら料理の来るのを待っている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
一たいにそういった純下町風の老舗気質を愛してサラ・ベルナールはこの店を贔屓にした。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
老妓はそれまでの指導の礼だといって、出入りの職人を作者の家へ寄越して、中庭に下町風の小さな池と噴水を作って呉れた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
その都度秘蔵娘のお桂さんの結綿島田に、緋鹿子、匹田、絞の切、色の白い細面、目に張のある、眉の優しい、純下町風俗のを、山が育てた白百合の精のように、袖に包んでいたのは言うまでもない。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
どちらも都の者らしく、男は学生式のオールバックで、女は下町風の桃割れに結っていた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
込み合う雑沓の人々も、角袖の外套や手柄をかけた日本髷や下町風の男女が、目立って交っていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
豊かな肉附き加減で、しかも暢び暢びしている下肢を慎ましく膝で詰めて腰をかけ、少し低目に締めた厚板帯の帯上げの結び目から咽喉もとまで大輪の花の莟のような張ってはいるが、無垢で、それ故に多少寂しい胸が下町風の伊達な襟の合せ方をしていた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
「彼女の着こなしは、どこか下町風で、気取らないおしゃれさが魅力的だ。」
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「このカフェは、古い建物をリノベーションして、いい感じの下町風に仕上がっている。」
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「駄菓子屋のおじちゃんは、昔と変わらない下町風のおおらかさで、子供たちに接してくれる。」
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