於藤
於藤
名詞
標準
文例 · 用例
……これ、於藤」 呼びさますと、「はいッ」 藤八郎は、真っ直ぐになって、口のはたを手の甲で拭いた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
枕に……」 云いながら、信長は、身を曲げて、於藤がそれを持って来るまで肱で頭を支えながら、浮舟のように躯を泛していた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
信長は、頭を当てがいながら、「よい夢枕……」 独りでニコと笑いながら眼をふさいだが、やがて、小姓の於藤が、数多くの燭を一つずつはしから消してゆくうちに、信長の微笑も、雪の解けるように薄らいで、いつのまにやら深々と、鼾声の中の寝顔となっていた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「殿さまには、御寝なされました……お静かに」 於藤は、侍たちの詰部屋へ、そッと、告げに行った。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
鷲津も丸根もあの辺り、すでに眼に見えるもの耳に聞えるものは、敵軍でないものはござりませぬ」 聞き終ると、信長は、「於藤、於藤」 と、旗本の中へ云った。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
「お召しでございますか」「於藤か。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫