火事見舞い
かじみまい
名詞
標準
post-fire visit to express sympathy
文例 · 用例
ですから、火事見舞いは、当時の義理のテッペンでした。
— その頃の消防夫のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
先だっての火事見舞いにも来てはくれず、この間の産の祝いも、忘れた時分にようやくよこすような仕儀と、世情に疎き綱雄の非は、それからそれと限りもなく数えられぬ。
— 川上眉山 『書記官』 青空文庫
私が伊東で税務署の差押えをうけ、それが東京の新聞の雑報にも報じられたとき、その翌日、彼は火事見舞いのように駈けつけてくれた。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
火が消えてから二手に分れて、二人は何食わぬ顔、松之助の奴は、「ヘイ、火事見舞いでござい」 と図々しく、ついでに義理を果して、オヤ御苦労さん。
— その十六 家族は六人・目一ツ半 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
あの旦那は火事の晩、ちょうど私があの人の肩をもんでる最中だったが、火事はウチの近所だてえと、メクラの私の代りに火事見舞いに行ってくれたよ。
— その十六 家族は六人・目一ツ半 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
「火事見舞いにでむいて、はからずもオカネのヘソクリの在りかを見てとった仁助は、弁内をおびきだして肩をもませつつオカネが酔って熟睡のこと、他の五名が出払って無人のことを確かめ、弁内に後口のかかったを幸いに、ひそかに忍びでてオカネを殺し、金を奪ったのさ。
— その十六 家族は六人・目一ツ半 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
近所の火事見舞いに、タオルと缶詰を持って駆けつけた。
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火事見舞いに行った友人宅は、焼け跡が生々しく、かける言葉も見つからなかった。
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会社から火事見舞金が出ることになった。
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