大徳
だいとく異読 たいとく
名詞
標準
great virtue
文例 · 用例
しかも当時の博識で、人の尊む植通の言であったから、秀吉は徳善院玄以に命じて、九条近衛両家の議を大徳寺に聞かせた。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
礼ちゃんが新橋の勧工場で大きな人形を強請って困らしたの、電車の中に泥酔者が居て衆人を苦しめたの、真蔵に向て細君が、所天は寒むがり坊だから大徳で上等|飛切の舶来のシャツを買って来たの、下町へ出るとどうしても思ったよりか余計にお金を使うだの、それからそれと留度がない。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
むかし快菴禪師と云ふ大徳の聖おはしましけり。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
昔、人と水と戦って、この里の滅びようとした時、越の大徳泰澄が行力で、竜神をその夜叉ヶ池に封込んだ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
……朝、眼がさめると枕頭の大徳利から二三杯、夜は澄太さんと寝酒、とかく飲みすぎて困ります。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
二十四日には一同京都に着し、紫野大徳寺中|高桐院に御納骨いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
餞別として詩歌を贈られ候人々は烏丸大納言資慶卿、裏松宰相資清卿、大徳寺清巌和尚、南禅寺、妙心寺、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺|並びに南都興福寺の長老達に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
明日切腹候場所は、古橋殿|取計にて、船岡山の下に仮屋を建て、大徳寺門前より仮屋まで十八町の間、藁筵三千八百枚余を敷き詰め、仮屋の内には畳一枚を敷き、上に白布を覆い有之候由に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らの富を惜しみなく貧しい人々に分け与える、大徳の持ち主だ。
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祖父は「大徳は小怨を滅す」と語り、寛大な心を持つことの尊さを教えてくれた。
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彼女の静かな振る舞いからは、長年の修行に裏打ちされた大徳が感じられる。
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標準
virtuous priest
作例 · 標準
遠方からも、この寺の大徳の説法を聴くために多くの参拝者が訪れる。
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亡くなった大徳を偲び、弟子たちが集まって追悼の法要を営んだ。
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山奥の庵で独り暮らす大徳に、人生の悩みについて相談に乗ってもらった。
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標準
rich person
作例 · 標準
あの屋敷に住む大徳は、町の発展のために多額の寄付を続けている。
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飢饉の際、地元の名士である大徳が米蔵を開放し、民衆の窮地を救った。
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かつての大徳も、放蕩息子の借金のせいで今ではすっかり没落してしまった。
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