末始終
すえしじゅう
副詞名詞
標準
forever
文例 · 用例
秀江はどうせ復一を、末始終まで素直な愛人とは思っていなかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
さて、潮のさし引ばかりで、流れるのではありません、どんより鼠色に淀んだ岸に、浮きもせず、沈みもやらず、末始終は砕けて鯉鮒にもなりそうに、何時頃のか五、六本、丸太が浸っているのを見ると、ああ、切組めば船になる。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
三十四「僕だって最初からこういう間の中といっちゃあ、末始終はきっと泣を見なければならないと思うから、今度こそ別れるような話にしようか、今度こそと、その度に悄れちゃあここへ来ると、何かしらお前に言われること、されることが、一々思いの増すようなことばかり。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
「お内儀さん、こうちつとでもよくねえ錢へえつちや末始終はどうしてもえゝこたありあんすめえね」勘次は更にまた酷く懸念らしい容子をして突然に聞いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
あんな者に係合つてゐた日には、末始終どんな事になるか知れやしない、それが私は苦労でね。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
私はさうしたら兄弟の盃をして、何処までも生家の兄さんで、末始終力になつて欲いわ」 宮がこの言は決して内に自ら欺き、又敢て外に他を欺くにはあらざりき。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
外には何も望は無いから、どうかあの人だけは元のやうにして、あの優い気立で、末始終阿父さんや阿母さんの世話をして貰つたら、どんなに嬉からうと、そんな事ばかり考へては鬱いでゐるのです。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
それで、身請をして他へ囲つて置かうとでも云ふのですか」「はい、これまで色々な事を申しても、私が聴きませんもんで、末始終気楽に暮せるやうにして遣つたら、言分は無からうと云つたやうな訳で、まあ身請と出て来たんで。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
末始終、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
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二人の幸せが末始終続くことを、心から願っているよ。
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末始終、この土地の平和を守り抜くのが我々の使命だ。
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