抵当流れ
ていとうながれ
名詞
標準
foreclosure
文例 · 用例
今度、同銀行蔵掃除について払下げに相成ったを、当商会において一手販売をする、抵当流れの安価な煙草じゃ、喫んで芳ゅう、香味、口中に遍うしてしかしてそのいささかも脂が無い。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
香味あって脂が無い、抵当流れの刻はどうじゃ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
自分の所有になったのではなかったが、高利の金を貸している高木のところで、抵当流れとして取り上げた南部産の駒を、伝平のところへ預かったのであった。
— 佐左木俊郎 『馬』 青空文庫
夫人はあの地所はもう抵当流れになっているが、すぐなら六百円もあればどうにか話がつくだろうと云った。
— 田中貢太郎 『白っぽい洋服』 青空文庫
あのまゝ抵当流れになり得るものならばと僕は寧ろ君の為に希つたこともあるのだが、何しろ代物が代物である為に商人としても僕としても絶対に処分は出来ぬのだ。
— 牧野信一 『凩日記』 青空文庫
万一その時に受け出すことが出来なければ、そのまま抵当流れにしても差しつかえない。
— 化け銀杏 『半七捕物帳』 青空文庫
養父は二三年そんな事にかかっていたが、今は単にそればかりでなく、抵当流れになったような家屋敷も外に二三箇所はあるらしかった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
渡仙は高利と抵当流れで儲けて、一代で身上をあげた男であった。
— 矢田津世子 『神楽坂』 青空文庫
作例 · 標準
ローンの返済が滞り、家が抵当流れになってしまった。
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抵当流れ物件は、市場価格よりも安く手に入る可能性がある。
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彼の会社は経営不振に陥り、工場が抵当流れになった。
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