正面
まとも
名詞形容動詞頻度ランク #4896 · 青空 5076 例
標準
the front
文例 · 用例
私の正面の壁に子供の小学校の霜降の服と、糊でビリビリの日覆をかけた小学帽とが掛かつてゐた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
正面壁右隅に隣室に通ずるドアあり。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
それからマントを正面壁に掛け、机に来て甘味さうに吹かす。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
どうにも、かなわないので、真正面から取り組んでしまった。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
といふ號令がかかつて、私たちは捧げ銃をして、みると、校長は、秋の日ざしを眞正面に受けて、滿面これ含羞の有樣で、甚だ落ちつきがなかつた。
— 太宰治 『校長三代』 青空文庫
彼女の真正面あたりに、土塀に近く植つてゐる古い大きい柿の樹の根元には、蟻達が忙しさうに働いてゐる。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
正面の窓から差込む朝日が、それ等の机の上の硝子で出来た印肉皿や、罫紙の上を薄く班らに流れてゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
と一聲叫んで眞正面からをどりかかつて行くべきである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
標準
honest