文章家
ぶんしょうか
名詞
標準
(skilled) writer
文例 · 用例
人がいやしくも思想を発表して、読者にそれが理解されないようだったら、文章家として落第以上の無資格である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
にしてしまって、下手の横好きという俗諺の通りに、私は到頭、文章家として立とうと決心したのであった。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
ところが私は、未だ文章家として立とうと決心したばかりなのに、病院にいるうちから書きたくて書きたくてむずむずしていた。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
で或る日、自分が文章家として立とうと思っている事を打ち明けた。
— ――文壇苦行記―― 『骨を削りつつ歩む』 青空文庫
スティーヴンスンがイギリス文学中有数の文章家であることは已に人の知るところであるが、本篇における彼の小説的技術もまた極めて高度のものであることは認めざるを得ない。
— 序 『宝島』 青空文庫
二葉亭も根が漢学育ちで魏叔子や壮悔堂を毎日繰返し、同じ心持で清少納言や鴨長明を読み、馬琴や京伝三馬の俗文学までも究め、課題の文章を練習する意で近松や馬琴の真似をしたり、あるいは俗文を漢訳したり漢文を俗訳したりした癖が抜け切れないで、文章を気にする文章家気質がいつまでも失せなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
文章上の理想が余り高過ぎたというよりも昔の文章家気質が失せなかったので、始終文章に屈托していた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
私は自分が悪文家であるからでもあろうが、夙くから文章を軽蔑する極端なる非文章論を主張し、かつて紅葉から文壇の野獣視されて、君の文章論は狼の遠吠だと罵られた事があるくらい、文章上のアナーキストであったから、文章論では二葉亭とも度々衝突して、内心|窃に二葉亭の古い文章家気質を慊らなく思っていた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
作例 · 標準
彼は名うての文章家として知られ、多くの若手作家に影響を与えている。
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優れた文章家は、平易な言葉を使って複雑な事象を鮮やかに描き出す。
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「君は天性の文章家だ。もっと自分の感性に自信を持ちなさい」
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