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夜暗

やあん異読 よやみ
名詞多音語
1
標準
dead of night
文例 · 用例
その胡は時とすると散歩に出て夜暗くなって帰る癖があったが、その時は入口の扉を堅く閉めてあるにもかかわらず、叩いて人を呼ばないで、いつの間にか室の中に入っていた。
田中貢太郎 胡氏 青空文庫
登子の眼には、網代車を夜暗に細い巷に引入れる人だちだの、大内裏の局の女房に人知れず通つてる人だの、夜もすがら詩歌管絃に遊蕩のかぎりをつくしてゐる人だちだのが――またはこつそりと姫を圍うてゐる坊主や、宮女に花のやうに取卷かれてゐる人だちなどが、はつきりとそこに映つて見えるのだつた。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
航空部隊の一部は、全艦隊の外二キロメートルの円周にそい、はるかな高度をとって、ぐるぐる旋回し、夜暗とはいいながら不意打の敵に対する警戒を怠らなかった。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
私は夜暗いうちから五里の道をあるいて行き、人気のないあけがたの静かな海をわがもの顔にふるまふのが好きであつた。
島木健作 忘れえぬ風景 青空文庫
で、普通は、夜暗くなってからでなければ取りに行かなかったのだ。
大杉栄 自叙伝 青空文庫
ああ私は夜暗い、冷たい教会の板の間に伏してどんなに両親のために祈ったでしょう。
倉田百三 青春の息の痕 青空文庫
街灯、人力車の時代以前にあっては、その辺は夜暗くなると非常に寂しかった。
MUJINA 青空文庫
予ハ案内人ヲシテ夜暗天井裏伝イニ隣室ニ忍ビ込ミ、其ノスーパーヲ盗マシメタリ。
海野十三 壊れたバリコン 青空文庫
作例 · 標準
夜暗の静寂を破って、遠くの方で犬が吠える声が響いた。
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彼は誰にも見つからないよう、夜暗に紛れてひっそりと屋敷を抜け出した。
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深い夜暗の中、街灯の薄明かりだけを頼りに夜道を歩いた。
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