惆然
惆然
名詞
標準
文例 · 用例
*「八、俺はもう厭だ、御用聞をしていると、こんな事も見聞きしなきゃならない」 惆然として牛の歩みを運ぶ平次の人間らしさを、八五郎は黙って見やるのでした。
— 路地の小判 『銭形平次捕物控』 青空文庫
しばらくするとその影は、小布で目をおさえたまま、蛾次郎のいるのは知らぬようすで、「ああ、困ったなア……」 ひとり惆然として、つぶやくのである。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
竹童は」 いまも惆然として小文治がいう。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
これも輪廻か」 と、惆然と独り嘆じていたところだった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫