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へたる

へたる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to fall on one's backside
文例 · 用例
水部の線宮沢賢治きみがおもかげうかべんと夜を仰げばこのまひる蝋紙に描きし北上の水線青くひかるなれ竜や棲みしと伝へたるこのこもりぬの辺を来れば夜ぞらに泛ぶ水線の火花となりて青々と散る
宮沢賢治 水部の線 青空文庫
ああ 惡魔よりも孤獨にして汝は氷霜の冬に耐へたるかな!
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
二勺より路は黒鉄を鍛へたる如く、天の一方より急斜して、爛沙、焦石、截々、風の噪ぐ音して人と伴ひ落下す、偶ま雲を破りて額上|微かに見るところの宝永山の赭土より、冷乳の缸を傾けたる如く、大霧を揺るよと見る間に、急瀬上下に乱流する如くなりて、中霄に溢れ、片々|団々、がり、故郷を望んで帰り去なむを私語く。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
恭助は太く疲れて禮服ぬぎも敢へず横に成るを、あれ貴郎お召物だけはお替へ遊ばせ、夫れではいけませぬと羽織をぬがせて、帶をも奧さま手づから解きて、糸織のなへたるにふらんねるを重ねし寐間着の小袖めさせかへ、いざ御就蓐と手をとりて助ければ、何其樣に醉ふては居ないと仰しやつて、滄浪ながら寐間へと入給ふ。
樋口一葉 われから 青空文庫
長なる髪をうしろに結びて、旧りたる衣に軟へたる帯、やつれたりとも美貌とは誰が目にも許すべし。
樋口一葉 軒もる月 青空文庫
これより一説ある處、何の大晦日を逃げた癖に、尊徳樣もないものだと、編輯の同人手を拍つて大に嘲けるに、たじ/\となり、敢て我胸中に蓄へたる富國經濟の道を説かず、纔に城の俤を記すのみ。
泉鏡太郎 城の石垣 青空文庫
こはいはゆる三角洲に人為の修築を加へたるものにして、これがために川おのづから分岐して海に入るの勢を生ず。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
まるめろを子羽に擬へんは烏滸の限りなれど、子羽といひし人、おほよそは喩へば此樹の如くにもありけむと、其後此花を見るたびに思ふも、花の添へたる智慧なれや。
幸田露伴 花のいろ/\ 青空文庫
作例 · 標準
スケートリンクでバランスを崩し、見事にドスンと尻餅をついてへたってしまった。
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犬が散歩の途中で突然歩くのをやめ、道端にぺたんとへたって動かなくなった。
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柔道の乱取りで投げ飛ばされ、畳の上にバタンとへたったまましばらく起き上がれなかった。
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2
標準
to be exhausted
作例 · 標準
10年間使い続けたソファは、中のクッションがすっかりへたって座り心地が悪くなった。
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毎日履いているお気に入りのスニーカーのかかとが、踏み潰されてへたってきている。
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長時間パソコンに向かっていたせいで、肩も腰も限界で体がへたってきた。
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