親指の爪
おやゆびのつめ
表現名詞
標準
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文例 · 用例
文学のほうではアンドレ・ジッドとトオマス・マンが好きです、と言ってから淋しそうに右手の親指の爪を噛んだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
文學のはうではアンドレ・ジツドとトオマス・マンが好きです、と言つてから淋しさうに右手の親指の爪を噛んだ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
いつかあたしが、足の親指の爪をはがした時、お母さんは顔を真蒼にして、あたしの指に繃帯して下さりながら、めそめそお泣きになって、あたし、いやらしいと思ったわ。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
わからせるのは無理なのだろうが、袖は重要であり、親指の爪は暗に語る。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
一番大きな親指の爪を三日月の様に切つて、徐ろに彼はそれをつまんで火の中に落した。
— 牧野信一 『爪』 青空文庫
その船員は傍若無人に衣嚢の中から何か書いた物を取り出して、それを鉛筆でチェックしながら、時々思い出したように顔を引いて眉をしかめながら、襟の折り返しについたしみを、親指の爪でごしごしと削ってははじいていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
石の角があたつたのであらう、皮と肉とを引き裂かれた傷は、親指の爪の上のあたりだつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
代助は人指指の先に着いた黒いものを、親指の爪で向へ弾いた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
疲れると、親指の爪の生え際が脈打つように痛むことがある。
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彼の親指の爪は、いつも綺麗に手入れされている。
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物を引っ掻く時に、親指の爪を立てて試した。
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ガーデニングの後に、親指の爪の中に土が入ってしまった。
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