混堂
こんどう
名詞
標準
文例 · 用例
湯壺は去年まで小屋掛のようなるものにて、その側まで下駄はきてゆき、男女ともに入ることなりしが、今の混堂立ちて体裁も大に整いたりという。
— 森鴎外 『みちの記』 青空文庫
午後八幡町混堂の歸途白幡天神の境内を歩む。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
午後眞間の混堂に浴す。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
坡の上より目を下せば一ツの茅屋あり、是本文にいへる混堂なり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
此|混堂に続きて厨処あり、を出し、口には一寸ばかり銅を鉗て火を出さしむ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
翁が妻水のうちよりもゆる火を見せ申さんとて、混堂のうしろに僅の山田ある所にいたり、田の水の中に少し湧ところあるにつけぎの火をかざししに、水中の火|蝋燭のもゆるが如し。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫