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産土

うぶすな
名詞
1
標準
文例 · 用例
思ひ初めたは、郭公鳴く青葉の頃、産土の祭禮の日よ、それより後は胸に一つの塊りを得て、一日も苦悶の絶えた日は無い。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫
」と思いながらやって来ると、村の中央にある産土の社もけそけそと寂しくなっている。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
自分のなつかしい記憶は、産土には青空を摩してるような古い松が三本あって、自分ら子供のころには「あれがおらほうの産土の社だ。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
もとの記憶には産土のわきを円曲に曲がって、両端には青い草がきれいにあざみやたんぽぽの花など咲いていた。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
それがどうである、産土の境地の一端をけずって無作法にまっすぐに、しかも広く高く砂利まで敷いてある。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
むろん良いほうの変化でどうどうたる県道であるといいたいが、昔のその昔からこの村の人々の心のこもってる、美しい詩のような産土が、その新道のために汚され、おびやかされて見る影もなくなっているではないか。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
自分は悵然として産土の前に立ちどまった。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫
」「産土様があんまり変わってしまったから……」「きょう来ましたか、どうしてまた今じぶん急にはあ。
伊藤左千夫 落穂 青空文庫