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無禄

むろく
名詞
1
標準
文例 · 用例
幕府が瓦解の後、久住は無禄移住をねがい出て、旧主君にしたがって駿府(静岡)へ行ったので、陪臣の箕部もまたその主君にしたがって駿府へ移ったが、もとより無禄というのであるから、どの人もなにかの職業を求めなければならない。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
倉沢の家は旧幕府の旗本で、維新の際にその祖父という人が旧主君の供をして、静岡へ無禄移住をした。
岡本綺堂 西瓜 青空文庫
幕府が瓦解の後、久住は無禄移住を願い出て、旧主君にしたがって駿府(静岡)へ行ったので、陪臣の箕部もまたその主君にしたがって駿府へ移ったが、もとより無禄というのであるから、どの人もなにかの職業を求めなければならない。
岡本綺堂 有喜世新聞の話 青空文庫
この家の主人鮫島大学で、無禄の浪人でありながら、非常に豪奢な生活をしている。
国枝史郎 前記天満焼 青空文庫
それともどこかのご家臣で……」「以前は主人もありましたなれど、今は無禄の浪人でござる」旅侍はすげなく云った。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
今は無禄の浪人であった。
国枝史郎 隠亡堀 青空文庫
「佐久に起こった百姓一揆、窮民の惨状見るに堪えず、天下無禄の浪人ながら、一|臂の力添えようと、同志とともに蹶起したもの、この地は他領とはいいながら、地続きのこと援助願おうと、こうして参ったわれわれでござる。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
曰く今朝風日佳、北窓過新雨、謝客開吾秩、山妻来有叙、無禄須衆眷、八口豈独処、輪鞅不到門、饑寒恐自取、願少退其鋭、応接雑媚鍼、吾骨天賦予、不然父母国、何必解珪※、今而勉齷齪、無乃欺君父、去矣勿聒我、方与古人語、 星巌集を読めば彼も亦屡々貧を歌へり。
山路愛山 頼襄を論ず 青空文庫