原簿
げんぼ
名詞
標準
ledger
文例 · 用例
入りて原簿を閲すれば、 その手砒硫の香にけぶる。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
」四番書記のかま猫は、もう大原簿のトバスキーとゲンゾスキーとのところに、みじかい手を一本づつ入れて待つてゐました。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
するといつも来るとすぐ表紙を撫でて見るほど大切な自分の原簿が、自分の机の上からなくなつて、向ふ隣り三つの机に分けてあります。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
ああ、これはぼくの仕事だ、原簿、原簿、とかま猫はまるで泣くやうに思ひました。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
」一番書記の白猫が、かま猫の原簿で読んでゐます。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
ところが、ふと私は、あの地震の時に、横浜では、警察でも市役所でも戸籍の原簿が焼けてしまったので、その管下の人はすぐ戸籍をとどけ出るようにという布告が出ているということをききこんだのでございます。
— 平林初之輔 『秘密』 青空文庫
船舶局の原簿によると、北海丸の沈没は十月七日とあった。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
納税告知書と原簿との對照は漸く半分だけ濟んだ。
— 上司小劍 『太政官』 青空文庫
作例 · 標準
顧客名簿を原簿として、データの管理を行っている。
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会計帳簿の原簿は、厳重に保管しなければならない。
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この土地の登記原簿には、所有者の情報が記載されている。
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