幻辞.com

火の番

ひのばん
名詞
1
標準
night watch
文例 · 用例
停車場の一|方の端を取つて、構内の出はづれの処に、火の番小屋をからくりで見せるやうな硝子窓の小店があつて、ふう/\白い湯気が其の窓へ吹出しては、燈に淡く濃く、ぼた/\と軒を打つ雨の雫に打たれては又消える。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
このお夜食を食べ終る頃、火の番が廻って来て、拍子木が表の薄|硝子の障子に響けば看板、時間まえでも表戸を卸すことになっている。
岡本かの子 家霊 青空文庫
と自から肩の嬌態、引合せた袖をふらふらと、台所|穿をはずませながら、傍見らしく顔を横にして、小走りに駆出したが、帰りがけの四辻を、河岸の方へ突切ろうとする角に、自働電話と、一棟火の番小屋とが並んでいる。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
)などと来るといよいよ日当りに新味を発揮するが、油障子に(火の番
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 と清葉は半ば独言に云うと、色傘を上へ取って身繕いをする状して、も一度あとを見送りそうな気構えに、さらさらと二返、褄を返して、火の番の羽目を出たが、入交って、前へ通そうとするお千世と、向を変えてまた立留まった。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 飴屋が名代の涎掛を新しく見ながら、清葉は若い妓と一所に、お染久松がちょっと戸迷いをしたという姿で、火の番の羽目を出て、も一度仲通へ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
清葉はいまし方、火の番小屋から、直ぐに分れて帰ろうとして、その銀貨入を、それごとお千世の帯の間へ挟みつつ云うのに――「あの、極りが悪いんですがね、お前さんのために使おうと思ったのを、使わないで済んだんです。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
悪戯児の悪関係から、火の番の立話、小紅屋へ寄ったまで、ちょっと時間が取れている。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
作例 · 標準
「火の用心!」と拍子木を叩きながら、火の番の男たちが町内を見回っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
江戸時代の火の番は、冬の乾燥した時期には一時も気を抜けない重要な任務だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
今夜は僕がキャンプの火の番を担当するから、みんなは先に寝ていていいよ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview