黒戸
くろと
名詞
標準
文例 · 用例
――一体ぼくは相当古くから文章かきのやうなことをしてゐますが、雑誌や新聞への投書にはじめ青木哲、黒戸盛夫、木村潮騒など、劇評のやうなものに五郎丸など、却つて本名の木村荘八を持ち出したのは、フューザン会後に、絵かきになつてからでした。
— 木村荘八 『私のこと』 青空文庫
斉信はこの後、黒戸(主上の御室)の方へ行く時など、彼女の声がすれば袖で顔をかくして反感を見せる。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
後水尾院年中行事四月十六日の条に「きょうより黒戸にて夏花を摘ませらるる云々」とあって、伊勢と内侍所へは三|葉ずつ、他の大社は二|葉ずつ、諸仏七葉、御先祖七葉などと記されているが、その花摘の行わるる日も同じ月の八日であった例が多い。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
ウィキペディア
黒戸(くろど)とは、京都御所の清涼殿の北側の廊にあった細長い部屋。その部屋の戸が薪の煤で黒くなっていたところから命名されたと伝えられ、持仏堂として用いられた。黒戸の御所(くろどのごしよ)とも称した。
出典: 黒戸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0