明け掛かる
あけかかる
動詞
標準
文例 · 用例
夜が明け掛かると直ぐにフェリックスは目を覚した。
— シュニッツレル Arthur Schnitzler 『みれん』 青空文庫
)夜の明け掛かる今時分可哀お方の門口で、カタリナ、お前は何していやる。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
夜が明けかかると、大夫は主従四人をせき立てて家を出た。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
夜が明けかかると、土地の役人が来て、荊州の帥があなたを御招待して朝飯をさしあげたいと言った。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
そのうちに夜も明けかかると、黒い人は五、六人に送られて出て来た。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
ほのぼのと夜が明けかかると、我々はその古い建物の重々しい鎧戸をみんなしめてしまい、強い香りの入った、無気味にほんのかすかな光を放つだけの蝋燭を二本だけともす。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
夜が明けかかると、一行は大いそぎで氷を掘り目立たぬ氷の室をつくった。
— 海野十三 『大空魔艦』 青空文庫
次第に明けかかる空の光に海面は朧ろに光っていたが、眼下の水面は尚暗く、物のあやめも解からない。
— 国枝史郎 『死の航海』 青空文庫