雌猿
めすざる
名詞
標準
文例 · 用例
ベロアル・ド・ヴェルビュの『上達方』に婦人は寺で天女、宅で悪魔、牀で猴と誚り、仏経には釈尊が弟の難陀その妻と好愛甚だしきを醒まさんとて彼女の瞎雌猿に劣れるを示したと出づ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
ドユ・シヤイユウは雄猿を獲たのに満足しないで、雌猿をも殺した。
— AFFENPSYCHE 『猿』 青空文庫
又一匹の子猿がその雌猿の乳房を含んでゐたのを引き放した。
— AFFENPSYCHE 『猿』 青空文庫
(牝猿の所に持ち行き、透かし見さす。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
(この間牝猿の等閑になしゐたる鍋煮え越す。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
また幼児をのこして母親が死ねば他の牝猿がただちにこれを引き受けてわが子同様に愛し育てる。
— 丘浅次郎 『人道の正体』 青空文庫
プルタルコスは、牝猿や子犬をかわいがる人たちについて、「我々の内にある愛の器官は、正当な目あてがないと、空しくそのままにやまないで、このようにうその・仮の・相手をさがし出す」と言っている。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫