咲き匂う
さきにおう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to be in beautiful full bloom
文例 · 用例
――双頬、この時愈々ほのぼのと美しく紅を散らして、匂やかな風情の四肢五体、凛然として今や香気を放ち、紫紺絖小姓袴に大振袖の香るあたり、厳寒真冬の霜の朝に咲き匂う白梅のりりしさも、遠くこれには及ばない程のすばらしさでした。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
*大空は からりと 透きとおり風がそよぎ薔薇は咲き匂う今はよい 五月だ。
— 宮本百合子 『五月の空』 青空文庫
汪精衛閣下の応接間は非常に広い部屋で、菊の花がとても沢山咲き匂うていた。
— ――中支遊記―― 『余齢初旅』 青空文庫
桜花の美は百花を圧して、ふじやまや歌麿北斎と共に世界的となり、ワシントンの空にさえ咲き匂う時代となった。
— 杉田久女 『桜花を詠める句』 青空文庫
只輝く星と咲き匂う花の雲と。
— 杉田久女 『桜花を詠める句』 青空文庫
エニシダが、かの北国に美しく咲き匂うのは。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
そうすることがこういう花咲き匂うような人生をそのまま少しでも引き留めて置くことが出来でもするかのように。
— 堀辰雄 『風立ちぬ』 青空文庫
そして個性の穎割が認められるようになり、外来文化の刺戟ともろもろの発見とを緒として次第に学問芸術の華が咲き匂う。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
作例 · 標準
庭の薔薇が美しく咲き匂い、甘い香りが漂っている。
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春の山には、様々な花が咲き匂う風景が広がる。
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彼女の笑顔は、まるで咲き匂う花のように周囲を明るくした。
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