剥がれる
はがれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to come unstuck from
文例 · 用例
また有名な「三人一両損」の裁判でもこれを西鶴に扱わせるとその不自然な作り事の化けの皮が剥がれるから愉快である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
飴は鳩や馬や犬の型に入れられ、冷めたところで棒ごと剥がれるのが、後を引かせるのだったが、その辺には駄菓子屋もあり、文字焼にあんこ焼などが、子供の食慾をそそり、銀子は金遣いのきびきびしているところから、商人たちにも人気がよかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
人に衣服を剥がれるまでは露呈しない。
— 森鴎外 『不苦心談』 青空文庫
パカッというような音がし、それにつづいてパリパリと脳膜が剥がれる音が聞えた。
— 海野十三 『人体解剖を看るの記』 青空文庫
此場のおだるわん平が剥がれる処は大受であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
半ば呑み半ば吐く対話と共に、女の身の皮は笋を剥ぐ如くに、一枚々々剥がれる。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
ですから杜子春は無残にも、剣に胸を貫かれるやら、焔に顔を焼かれるやら、舌を抜かれるやら、皮を剥がれるやら、鉄の杵に撞かれるやら、油の鍋に煮られるやら、毒蛇に脳味噌を吸われるやら、熊鷹に眼を食われるやら、――その苦しみを数え立てていては、到底際限がない位、あらゆる責苦に遇わされたのです。
— 芥川龍之介 『杜子春』 青空文庫
背中をソファーのモロッコ革から起す度びに、体温で革にひっ附いていた服の剥がれる響がびりびりと背に応えた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
靴の底が半分剥がれてしまったので、歩くたびにパタパタ音がする。
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糊付けが甘かったのか、封筒の口がいつの間にか剥がれていた。
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メッキが剥がれるように、彼の嘘が次々と露見していった。
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