朱筆
しゅひつ
名詞
標準
red-ink brush
文例 · 用例
」 意外な事には、此の手紙のところどころに、先輩の朱筆の評が書き込まれていた。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
」「いいえ、あなたの朱筆のほうがひどいですよ。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
時田は朱筆を投げやって仰向けになりながら、『君|先だって頼んで置いたのはできたかね。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
すると向うむきになって朱筆で何か書いておられた老先生はふり返ってニッコリしながら、「ウム。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
どのペエジも、ほとんど真赤なくらい、こまかく朱筆がいれられてある。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
ノオトは始めから終りまで全部、朱筆が加えられ、たくさんの書落しの箇所が綺麗に埋められているばかりか、文法の誤りまで、いちいちこまかく訂正せられているではないか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
その頃も、藤野先生は何もご存じ無く、相変らず周さんのノオトに、一週間に一度ずつ、たんねんに朱筆を入れて下さっていたのだ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
雑所も急心に、ものをも言わず有合わせた朱筆を取って、乳を分けて朱い人。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
作例 · 標準
先生は朱筆を手に取り、生徒たちの作文を丁寧に添削していった。
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原稿の余白には、編集者による朱筆での細かい指示が書き込まれている。
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朱筆で記された訂正箇所を確認し、最終稿の仕上げに取り掛かる。
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