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笠石

かさいし
名詞
1
標準
copestone
文例 · 用例
その前列の石燈籠は、さまで古いものとは思われないが、六角形の笠石だけは、奈良の元興寺形に似たもので、掌を半開にしたように、指が浅い巻き方をしている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
これで思い出したのは、関東大震災のすぐあとで小田原の被害を見て歩いたとき、とある海岸の小祠で、珍しく倒れないでちゃんとして直立している一対の石燈籠を発見して、どうも不思議だと思ってよく調べてみたら、台石から火袋を貫いて笠石まで達する鉄の大きな心棒がはいっていた。
寺田寅彦 静岡地震被害見学記 青空文庫
彼は突然立ち停つて、帽子箱を塀越しに放り込み、それから信じられない程の身輕さで塀をよぢ登り、兩手で笠石を掴み、そして箱を追うて庭の中へ眞逆さまにころがり込んだ。
スティーヴンスン 帽子箱の話 青空文庫
信濃の笠石、男石、日向小林在の陰陽石、上野須原の凹凸神、富士山麓の夫婦岩、岩瀬の陽石などそれである。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
「曲者は、下手人をお内儀より身體の輕いもの、つまり下手人を女と思はせる爲に、お内儀の死骸を吊るのに、雪見燈籠の笠石を借りたやうに見せた。
敵持ち 錢形平次捕物控 青空文庫
燈籠の笠石の苔を剥したのは、念入な細工だが、燈籠は少し遠くにあるし、笠石には角があるから、實はそんな仕掛けは出來さうで出來ないことだ。
敵持ち 錢形平次捕物控 青空文庫
「あたしの好きな場所だってこと、御存知のくせに」「君が井戸の笠石に腰かけるのが好きなことは、よく知ってるよ」男は、ゆっくり言った。
W・W・ジェイコブズ 井戸 青空文庫
主人はもう一方の足も笠石を越して内側へ入れたが、腰かけたまま動こうとしなかった。
W・W・ジェイコブズ 井戸 青空文庫
作例 · 標準
古い石垣の笠石がずれていて、危ないと感じた。
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墓石の笠石には、苔が生い茂っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
雨水が浸透しないよう、笠石の継ぎ目にはコーキングが施されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
庭の築山に、趣のある笠石を配置した。
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ウィキペディア

笠石(かさいし)とは、石や煉瓦を積み上げた上部に載せる石。

出典: 笠石 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0