出入りの商人
でいりのしょうにん
名詞
標準
one's regular tradesman
文例 · 用例
それは氷垣も私も識らない人たちであったが、曽田屋へ出入りの商人であるらしく、彼らはお時をよく知っているので、私たちと一緒に彼女を護衛しながら、無事に町まで送って来てくれた。
— 岡本綺堂 『怪獣』 青空文庫
そこで、ここの主人は他の脱走者の例にならって、その屋敷を多年出入りの商人にゆずり渡して行ったのである。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
殊に大尉は軍人にはめずらしいくらいの愛想のよい人で、出入りの商人などに対してもいつも丁寧に応対するというので、誰にもかれにも非常に評判のよい人である。
— 岡本綺堂 『火薬庫』 青空文庫
薬びんの乗せてある丸盆が、出入りの商人から到来のもので、縁の所に剥げた所ができて、表には赤い短冊のついた矢が的に命中している画が安っぽい金で描いてあった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
警察では、最初ながしの空巣狙いと見当つけて捜したんですが、やがて出入りの商人が怪しいと云うことになり、坂本家へ出入りする御用聞きが、片ッ端から虱潰しに調べられたんです。
— 大阪圭吉 『あやつり裁判』 青空文庫
及び「彼の想像力は無尽蔵に次から次へとその手段を思いつかせた」やり方で押しよせる高利貸を宥め、債権者を納得させ、勘定書をもって来た出入りの商人から却って金を借りる等という困難きわまる芸当。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
みんな家族なんですから」「出入りの商人もすこしは出入りしたね」「招待客もすこしは出入りしました」「顔を緑色のスカーフでかくした男がうろうろしていましたね。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
広い台所で私は、出入りの商人達と何かひそひそと話しあっていた。
— 小野佐世男 『幽霊』 青空文庫
作例 · 標準
「いつもの出入りの商人さんが、新しい商品を届けてくれたよ。」
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この地域では、古くから出入りの商人が定期的に野菜を届けている。
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「あの店、出入りの商人が多いから、色々なものが手に入るんだ。」
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