糸を通す
いとをとおす
表現動詞-五段-サ行
標準
to thread (e.g. a needle, beads, etc.)
文例 · 用例
「もう一と月からになるのですのに、ずっと私そんなでしたものですから、今日は気分はいいし、私の方からそう言って、これを言いつかったのですのに」「かまわないや、そんなことは」「だって女はそうも……」と、針に糸を通す。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
糸を通す穴は向うに着いてから明けるそうな。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
「近頃ははあ眼も見えなくなって、糸を通すに縫うほどもかかるごんだ。
— 宮本百合子 『祖母のために』 青空文庫
ごく原始的な表現で、例えばより工合よく体にかける毛皮を縫い合わせたいという気持がいつもあって、或るとき或る人間が先の尖った石か貝の片の一方に糸を通す穴をこしらえて針を発明した。
— 宮本百合子 『家庭創造の情熱』 青空文庫
そこでまた国中へおふれを出して、曲がりくねった玉の穴に絹糸を通す者があったら、たくさんの褒美をやると告げ知らせました。
— 楠山正雄 『姨捨山』 青空文庫
そして灰の縄も、玉に糸を通すことも、それから二|匹の牝馬の親子を見分けたことも、みんな年寄の智恵で出来たことが分かると、殿様は今更のように感心なさいました。
— 楠山正雄 『姨捨山』 青空文庫
そして千羽鶴をおって糸を通す針で小指をついたんで母はんに紅絹でつつんでもらったら友達が私に小指をきったんだろうって云われたなんかって云う事があった。
— 宮本百合子 『ひな勇はん』 青空文庫
こんどは楽々と針のめどに糸を通すことができました。
— 小川未明 『月夜と眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
裁縫をする前に、まずは針に糸を通す作業が一番難しい。
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ビーズアクセサリーを作るため、細いテグスに小さなビーズを一つずつ糸を通していく。
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母は手際よくミシンの針に糸を通し、あっという間に縫い始めた。
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