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眼毒

がんどく
名詞
1
標準
文例 · 用例
その後一切経を調べると、『四分律蔵』に邪眼、『玉耶経』に邪盻、『増一阿含』に悪眼、『僧護経』『菩薩処胎経』に見毒、『蘇婆呼童子経』に眼毒とあるが、邪視という字も『普賢行願品』二十八に出でおり、また一番好いようでもあり、柳田氏その他も用いられ居るから、手前味噌ながら邪視と定め置く。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
それが本邦に渡来してあたかも邪視もっとも強力なりし猿田彦崇拝と合して昨今の庚申崇拝が出来たので、毒よく毒を制する理窟から、以前より道祖神と祀られて邪視防禦に効あった猿田彦が、庚申と完成された上は一層強力の眼毒もて悪人凶魅どもの眼毒を打ち破るのだ。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
庚申堂に捧ぐる三角の袋|括り猿など、パンジャブ辺でも邪視を防ぐの具で、一つは庚申の避邪力を増さんため、一つは参詣者へ庚申の眼毒が強く中らぬべき備えと知らる。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
アラビア人など駿馬が悪鬼や人の羨み見る眼毒に中らるるを恐るる事甚だしく、種々の物を佩びしめてこれを避く。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
和漢とも本邪視を避くるため猴を厩に置き、馬を睨むものの眼毒を種々走り廻る猿の方へ転じて力抜けせしめる企みだったのだ。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
古人これを猟った唯一の法は、毎人鏡を持ちて立ち向うに、バシリスクの眼毒が鏡のためにその身に返り、自業自得でやにわに斃れたのだ。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫