ものだから
ものだから異読 もんだから
表現助詞接続詞
標準
because
文例 · 用例
かくて実状は意志を以て鼻だけの材料でともかく象を描かうといふのであるから、無理はもとよりだが、単なる意志、単なる努力といふものも、事物の配列を変へる能力くらゐはあるものだから、とにかく作品のやうなものが出来はする。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
そんな熱病的なことがあんまり沢山だものだから、文学志望者をだけ読者に持つやうな、浅間しいことにもなるのだ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
下ろして「これはどうしますか」と訊くと、一応家主さんに届ける、家主さんは信者だから家主さんのではないが、家主さん隠居夫婦が此の家を出た後半年ばかりゐたといふ人達のものだから、家主さんからその人達に渡して貰らふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
『吹くのが面白いものだから、自分でわざと火を消しては、やたらに吹いた』と、夫人が追想談で話しているが、おそらくそういう場合、ヘルンの筆が行き渋り、感興が中断した時であったろう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
「けさ、とても固いするめを食ったものだから」わざと押し潰しているような低いかすれた声であった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
芸術といふものが、普通に考へられてゐるよりも、もつとずつと大衆との合作になるものだからである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
而して批評精神といふものは名儀に就いてではなく実質に就いて活動するものだから、批評精神といふものが発達しやうはない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
僕は自分の中也といふ名前がひどくいやだつたものだから、「一郎」と小さな声で躊躇の揚句答へた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
「昨日は疲れていたものだから、早く寝てしまったんだ。」
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「子どもが小さいものだから、なかなか自由な時間がないんですよ。」
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「電車が遅れたものだから、待ち合わせに間に合わなかったよ。」
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