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睨み合い

にらみあい
名詞
1
標準
文例 · 用例
そしてこの睨み合いが苦しいのだ。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
「どの道貴下には御用はござりますまいなれど、大崩壊の突端と睨み合いに、出張っておりますあの巌を、」 と立直って指をさしたが、片手は据え腰を、えいさ、と抱きつつ、「あれ、あれでござります。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
睨み合いと、石の飛ばしあいをやっていた方向で銃声がした。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
父っつあんは何故ッ、何故お貸元をッ」 「五月蝿えッ」 親子の睨み合い―― 「石松、今夜はもう遅いから寝ろ」 「父っつあん、一と言云っとくが……お前が何んと云ったって、俺ァ清水のお貸元の身内になるんだ。
山中貞雄 森の石松 青空文庫
戸口とカーテンのこの狭い間で、娘と私はしばらく睨み合いのように見合って停った。
岡本かの子 河明り 青空文庫
この問いを前にして、マイクロコンピュータ販売部と新日本電気の睨み合いが続いた。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
祇園精舎ついでに「平家物語」をさらにひもとけば、平清盛はしゃれこうべの千万の大目玉と睨み合い、眼力でこれを雲散霧消させてしまったという。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
ここでは唯、旗本の侍どもから組織されている白柄組や神祇組のたぐいが、町人の侠客の集団であるいわゆる町奴の群れと、日頃からとかくに睨み合いの姿であったことを簡単に断わっておきたい。
岡本綺堂 番町皿屋敷 青空文庫