父の命
ちちのみこと
名詞
標準
father
文例 · 用例
会計は父の命令で自分の方でもつことになっていたので、甥がひどく悄気て困ったことを思い出す。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
)けふは二日、そちが亡父の命日ぢやぞ。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
父の命を助けて、その代わりに自分と妹のまつ、とく、弟の初五郎をおしおきにしていただきたい、実子でない長太郎だけはお許しくださるようにというだけの事ではあるが、どう書きつづっていいかわからぬので、幾度も書きそこなって、清書のためにもらってあった白紙が残り少なになった。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
ちゝのみの父の命の。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
この際は、磯野丹波守に一、二千の兵を出し、形式的に信長に対する加勢として越前に遣わし、只管信長に頼った方が、御家長久の策であると云ったが、久政聴かず、他の家臣達も、久政に同意するもの多く、長政も父の命に背きがたく、遂に信長に反旗を翻して、前後から信長を挾撃することになった。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
庄太は浅草の馬道に住んでいながら、その菩提寺は遠い百人町の海光寺であるので、きょうは親父の命日で朝から墓参に来ると、ここらには唐人飴の噂がいっぱいに拡がっていた。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
それでも私は妻を捨てゝ父の命に從ふことは其苦痛が許しませんでした。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
父の命を助けて、其代りに自分と妹のまつ、とく、弟の初五郎をおしおきにして戴きたい、實子でない長太郎だけはお許下さるやうにと云ふだけの事ではあるが、どう書き綴つて好いかわからぬので、幾度も書き損つて、清書のためにもらつてあつた白紙が殘少になつた。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
作例 · 標準
私は父の命に背くことはできない。
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「父の命がご無事でいらっしゃって、本当によかった」と姫は涙をこらえながら言った。
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父の命の教えを胸に刻み、若者は長い旅へと踏み出した。
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