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熟する

じゅくする
動詞-サ変-特殊動詞-自動詞
1
標準
to ripen
文例 · 用例
想像するがままに任せた山、感情を塗りかえした山、その山の暗き森と、深い谷、過去へと深く行き、遠く行くだけ、紀念は次第に成熟する、石の上を走っている水の面の経緯は、幾世の人の夢を描いては消し、消しては描いているのである。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
そこで事相の成不成、機縁の熟不熟は別として一切が成熟するのである。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
稲の熟するころとなると、谷々の水田が黄ばんでくる。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
官立大学で経済を学んでいたために、父亡き後の母は、この遠縁に当って足繁く自家へ出入する青年を、何かと相談相手にして、いわば私との恋仲も黙許よりも、寧ろ奨励する形で、結婚にまで熟するのは容易な道行でありました。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
釈迦はその晩年、その思想いよいよ円熟するに従て全く菜食主義者ではなかったようである。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
今其集に就て交友を考うるに、袁」]と張天師とは、最も親熟するところなるが如く、贈遺の什甚だ少からず。
幸田露伴 運命 青空文庫
扨發達して、殆んど成熟すると、生氣が漸くにして中に屯鬱して、終に外に洩るゝに至つて、又|新に生氣の一寓處を成すのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
七年碁を弄び、九年俳諧を嗜んで、千局二千局を圍み、一萬句二萬句を吐いても、たゞ熟するといふ事が有つて、更に進むといふ事の無いのが有る。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
メロンが甘く熟するまで、常温で数日間追熟させておくことにした。
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果実が熟する頃になると、森の動物たちが美味しい獲物を求めて集まってくる。
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「ほら、イチゴが真っ赤に熟しているよ。一つ食べてごらん」
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2
標準
to be ready for action
作例 · 標準
物事が成就するには、適切なタイミングを見極め、運命が熟するのを待つ忍耐が必要だ。
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革命の火種は静かに燃え広がり、社会が激変する機がまさに熟しようとしていた。
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長年の研究成果を発表する時が熟したと判断し、彼は学会への出席を決めた。
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3
標準
to be in common use
作例 · 標準
かつては専門用語だった言葉も、インターネットの普及により一般社会にまで熟した。
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新しい憲法の理念が国民の意識の中に熟するまでには、長い年月を要した。
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異文化が融合し、新しい習慣がその土地に熟していく過程は非常に興味深い。
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4
標準
to become skilled
作例 · 標準
彼の剣術は、もはや無駄な動きが一切ないほどにまで熟している。
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「ようやく君の料理も熟してきたな。これなら店を出しても恥ずかしくない」
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経験を積み、判断力が熟するにつれて、彼はリーダーとして周囲から信頼されるようになった。
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