露玉
つゆだま
名詞
標準
文例 · 用例
昼間のおしどりはもはやどこかの岩かげに体をすりよせてねむっているらしく、水の面をかきみだすものは何もなく、ただ夜もやまぬふきあげの水が、のぼってちって露玉となり、静かに落ちてちりめんのようなさざなみを、しかも池の中央のあたりにだけただよわせていた。
— 新美南吉 『おしどり』 青空文庫
七月九日定稿途上所見夕陽將欲沒 夕陽将に没せんとして、紅染紫霄時 紅、紫霄を染むる時、弄色西山好 色を弄して西山好し、乾坤露玉肌 乾坤玉肌を露はす。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫