機嫌を取り結ぶ
きげんをとりむすぶ
表現動詞-五段-バ行
標準
to curry favour with
文例 · 用例
ところが、その愚劣な映画の弁士を勤めて、お客の御機嫌を取り結ぶのが、僕の役目なんだそうだ。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
こんな人物に取りいって御機嫌を取り結ぶなどということは、とても人間業では出来そうもなかったが、しかしチチコフは進んでそれをやって見た。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
それでいて、結局最後に君江は金の機嫌を取り結ぶ――というよりも哀訴することになるのだった。
— 海野十三 『ゴールデン・バット事件』 青空文庫
」「いくら天奏衆の御機嫌を取り結ぶのが饗応役とはいえ、御老体を――。
— 林不忘 『元禄十三年』 青空文庫
存じておればこそ、かくまで膝を屈して願い入るのじゃ」「さあ、そこだが……」「なあ豆太郎どの、それほどの剣技をもちながら、あのような獣皮をかぶって唐人|劉などと偽称し、いたずらに衆人の前に立って女子供の機嫌を取り結ぶがごときは、いわばこれ宝の持ちぐされ――その方みずから惜しいと思ったことはないかな!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
釣り師は、フナの好きな餌を使い分けながら、ご機嫌を取り結ぶ。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
餌を替え、手を替え、品を替えては、いろいろとマスのご機嫌を取り結ぶのだが、なかなか針にかからない。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
ところが、それでもご機嫌を取り結ぶことができない上に、かてて加えて失職ということになった。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
上司のご機嫌を取り結んで、ようやく企画が通った。
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彼女はいつも周りの人の機嫌を取り結ぶのが上手だ。
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子供が悪いことをした時、お菓子で親の機嫌を取り結ぼうとする。
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会議の後、部長の機嫌を取り結ぶために、彼を夕食に誘った。
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