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羽交い

はがい
名詞
1
標準
wings
文例 · 用例
が、そこを追いすがって後から苦もなく羽交いに抱きかかえると、ズブリ、ひとつ胸元を刳ぐっておいて、さて、西村敬吉は心持青ざめた顔に薄笑いを浮かべて云った。
渡辺温 象牙の牌 青空文庫
両親の羽交いの下から一寸首を出して世の中の選ばれて私の前にならんで来るものばかりを見て居るんですもの、―― でも何だかすきがありますわ。
一九一四年(大正三年) 日記 青空文庫
顔、髪の毛、両目、胴体、四肢、私の身体のあらゆる部位を恐るべき抱擁によって羽交い締めにし、渦巻く流れのように抗いがたい力を以て絵の中へと引き寄せていく。
A. キングスフォード A. Kingsford 夢日記 青空文庫
そして、羽交いじめに抱いたまま、その顔をのぞき込むと、自分の掌と、痩せこけた娘の顎の間から、絹糸のような血がタラタラと垂れたので、「やッ?
吉川英治 雲霧閻魔帳 青空文庫
「もうよせよ、あにい」金太がうしろから、栄二を羽交い絞めにして引きはなした、「頼むからよしてくんな、おめえ小頭を殺しちまうぜ」 才次は血と泥にまみれた顔をのけぞらし、地面の上へ仰向けにのびたまま、気でも失ったように、口をあいて喘いでいた。
山本周五郎 さぶ 青空文庫
うしろから羽交いじめにし、荒い息をしながら、頬へ頬をすりつけた。
山本周五郎 五瓣の椿 青空文庫
女もはね起きて、彼を羽交い絞めにした。
第三部 樅ノ木は残った 青空文庫
ふいに、お燕が、悲鳴に似た驚きをあげたとき、男の黒い影は、「捕ッたっ」 と、おどりかかって、もがき闘う美しい鳥を、羽交い締めにしながら、「もう、もう、遁しはせん。
吉川英治 大岡越前 青空文庫
作例 · 標準
傷ついた鳥が、弱々しく羽交いを震わせて空を見上げていた。
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鶴が美しい羽交いを広げて、雪原から力強く飛び立っていった。
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伝説の生き物は、金色に輝く大きな羽交いを持っていると言い伝えられている。
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