手脚
しゅきゃく
名詞
標準
hands and feet
文例 · 用例
それにつれて一時それなりに呵し去れたと思えた娘の主張が再び心情を襲うて来て、手脚の患い以上に翁を疲らすのであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
汚れた手拭で頬冠りをして、大人のような藍の細かい縞物の筒袖単衣の裙短なのの汚れかえっているのを着て、細い手脚の渋紙色なのを貧相にムキ出して、見すぼらしく蹲んでいるのであった。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
ありぢごくの黒い手脚にかんかんと日の照りつける夏の日のまつぴるまあるかなきかの蟲けらの落す涙は草の葉のうへに光りて消えゆけり。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
頭に矢が当らず、手脚にばっかり矢が当る。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
併し他力に頼る上は自己を沒卻するので有るから、舟に乘り車に乘つたやうなもので、大に易い氣味が有るが、自ら新にせんとする以上は、自家の手脚を以て把握し歩行しなければならぬのだから、當面に直に考量作爲を要するので有るが、扨|何樣したらば自ら新にする事が出來よう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
福を分たざれば、其の人は長く唯自己一個の手脚を以て福を獲得するのみの小境界に止まり、他人の手脚よりは、何等の福祉をも得ざるに終るべき理が有るのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
高山大澤の飛禽走獸は、一人の手脚の力、之を得るには足らぬのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
刹那、また、しくしくと痙攣む手脚のうづき、生贄の苦痛か、あなや、護符ちぎる呪咀のひびき。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
激しい労働の末、彼の手脚は泥にまみれ、節くれ立っていた。
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凍えるような寒さの中、手脚の感覚が徐々に失われていくのを感じた。
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新体操の選手が、しなやかな手脚を大きく広げて華麗な演技を披露した。
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